あぶちゃん日記

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zoom RSS また会えるなんて夢のよう

<<   作成日時 : 2012/11/06 14:57   >>

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山の中で茸採りをしていたら携帯電話から呼び出し音が聞こえてきた。
音声は、紅葉真っ盛りの木々を揺する風切音で聞き取り難いし、相手の電話番号にも覚えが無かったが、電話の主もかなり興奮気に話してきた。
11月4日に訪ねて来てくれるという事だけ分かって電話を切ったものの、寄る年波に記憶力も大分低下しているから、その人が誰だか分かるまでに大分時間がかかってしまった。
困ったあげくに、失礼とは思いつつリダイヤルしてみたら、とても懐かしい高知県のY氏だと分かり、心が躍った。
初めてお行き会いしたのは、Y氏が山登りの途中に立寄ってくれた17年前の事だった。
人の縁は妙なもので、それ以来足繁く訪れてくれて急激に親交も深まって行った。
一緒に登った八ヶ岳連峰・横岳の登攀も楽しかった。
一年に数回訪れてくれるようになり、私も毎年晩秋になると高知に柚子酢仕入を口実に訪れた。
Y氏は高知ではかなり著名な人らしく、行く先々で彼の高名さが感じられた。
夜ともなると地酒に皿鉢(さわち)料理と、天然ウナギ、ツガニ、エガニの美味に舌弧を打ったものだ。
夜が明けると漁船で定置網漁に出掛け、帰りに甲板で又一献。
とりわけ楽しかったのは<いしぐろ漁>だった。
いしぐろ漁とは、汽水域の川に石を積み上げ、大潮の一番水が引いた時を狙って、その中に入った獲物を捕獲する漁法で『その時にいらっしゃい』と言われて訪問するのだが、これがまた楽しいの一語に尽きる。
積み上げた石を丁寧にしかも静かに取り除いていくと…ウナギや蟹とか魚が『おっ、いたいた!』と、まるで子供がはしゃぎ回るように一喜一憂する姿は、もう漁と言うよりも遊びの領域だった。
Y氏の案内で高知県の隅々まで歩いた私にとって、高知は第二の故郷にさえ思える土地になった。
そんなY氏が病に倒れてから音信も途絶えて今に至って居たのだったが…

朝起きると駐車場に車が一台止まっていて、その脇にメモ用紙があり「駒ケ岳に行ってきます」と書いてあった。
Y氏が今元気な身体になって奥様と一緒に駒ケ岳に登っている。

画像


もう二度と会えないと思っていたY氏と再会できるなんて夢のようだ。
高知でお世話になった友人たちが次々と集まって来て、Y氏の現れるのを待った。
硬く握り合う手と手、Y氏が握り返す掌から、数年前の元気だった時の力強いパワーが伝わってきた。

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