あぶちゃん日記

アクセスカウンタ

zoom RSS ぼけという名の喫茶店

<<   作成日時 : 2015/10/02 06:06   >>

面白い ブログ気持玉 12 / トラックバック 0 / コメント 0

朝の9時直前になると何故かソワソワしてくる。行かなくちゃ…
100円玉3枚と50円玉1枚をポケットに入れる。向かう所は駒ケ根高原菅の台の駒が池畔にある。
「喫茶・ぼけ」何時もの席に何時もの顔ぶれが揃い談笑が始まる。 
今日の一日が楽しい始まりとなるからこの店に来るのだ。「喫茶・ぼけ」は好い店だ。

<店名考>
北アルプスと南アルプスに挟まれた位置に中央アルプスがあります。この一帯は日本列島が一番隆起した所で、その中でも、中央アルプスは今も隆起し続けている一番若い山脈だそうです。だから北アルプスや南アルプスよりも地層は安定せず俗に「暴れ天竜」と言われるくらい山は崩壊し、鉄砲水が続発して、天竜川はいつも大暴れをするのです。 
ある識者の説によると「中央アルプスは幼年期から、青年期の血気盛んな山脈なのだ」そうです。
 標高900メートル近い中央アルプス山麓に「ぼけ」と言う名の喫茶店があります。ちょっと変わった名前ですよね。
店名の由来はまだ聞いていないので本当の事は解りませんが、勝手に想像してみると合点の行くことに気が付きました。
木瓜(ぼけ)と言う名の植物がありますよね。
春に燃えるような朱赤の花をつけ、晩夏の頃に黄色い実を付けるあのボケです。
低木ですがあの花の色を見ると興奮してくるのは何故でしょうか。
そして黄金色に熟れたあの実から発散する香りの素晴らしさは、大好きな女性の、あの湯上りの匂いに勝るとも劣らない香りだと思います。
 でもね〜、こんなにも素敵な花の下には、恐ろしい棘があって、手荒な扱いをするとこの棘に刺されて痛い思いをします。自業自得って奴です。
オット…話は喫茶店の「ぼけ」の事でした。
この店のオヤジとカーチャンの話をちょっとしたくって…
「ぼけ」のカーチャンはイカリソウのような人だと思います。
イカリソウという名称から受ける印象は、ちょっとゴツイ感じを受けますが、北海道から九州まで分布していて種類は多いらしいのです。
紫花、黄花、白花とあって、私達の住んでいる中部山岳地帯は、亜高山帯から高山帯に自生する植物で、花の形が錨に似ているところからイカリソウと呼ばれているのですが、この花はよほど関心のある人でないと見ることが出来ません。
本当に素晴らしい花ですが、なぜか葉の陰に隠れて人目に触れる事もなく、ひっそりと可憐でいながら逞しく咲いています。
人目に付かない海面下で船を固定する錨のような「ぼけ」のカーチャンは、控えめで静かな、本当にイカリソウのような女性です。ところでイカリソウの薬効を知っていますか?  
それではその薀蓄をちょっとだけ…
イカリソウ(メギ科)、多年草で種類が多く花が錨に似ている。
薬効部は茎、葉、4月から5月に刈り取り、天日乾燥して保存する。
イカリン、マクノフロリンを含み,強壮,強精薬。
<薬用酒作りはホワイトリカー1、8ℓに、乾燥したイカリソウ100g,果糖100g>なのだそうです。
そんな事はどうだっていいのですけれど…此処で本題に戻ります。
こんな強壮,強精剤みたいなカーチャンを夜な夜な食しているオヤジは一体どんな人物なのでしょうか…
オヤジは木瓜のような人です。
単純明快、清廉潔白、天上天下唯我独尊エトセトラ…
まぁ簡単に言っちまえば職人気質って奴で、気に入ったらトコトンのめり込むけれど、その逆だと梃子でも動きません。
オヤジは菓子職人として何十年も生きて来ていますから分かるような気がしますが、とにかく気が短いのです。 地方の一番偉い人であろうが、ヤクザの親分であろうが、テメ〜、コノヤロウ〜バカヤロ〜と、まるで木瓜の花の如く顔を真っ赤に染めて怒鳴り散らすのです。しかもあの痛い棘を刺すものですから、その効果は絶大です。
このパワーは一体何処から生まれてくるのでしょうかね〜。 
やっぱりイカリソウを毎晩頂戴しているからなのでしょうね〜。
「ぼけ」のぼけは木瓜で、「ぼけ」のオヤジのパワーはイカリソウだったのですね。
今晩酌をしています。
誰もいないガラ〜ンとした部屋のテーブルの前で、越後の酒<八海山>を相手に、男やもめが一人ぽつねんと呑んでいます。
つまみは湯豆腐の上に、ノビルと柚子の醤油漬けを載せ、グビリと呑む喉の泣き声が部屋の中に響き渡るほど静かで、お他人様が見たらきっと殺伐とした光景に映っている事でしょう。
誰もいないので話し相手はM氏から戴いたパソコンを練習のつもりで始めましたが、これが又面白くてはまってしまいました。
八海山を二杯飲んだものの、もうちょっと呑みたい気分なので「ぼけ」の話を続けることにします。
喫茶店「ぼけ」のオヤジはイカリソウを活力源にしていると話しましたが、もうひとつぼけの意味が考えられます。それは「ぼけ」に集まる常連客を観察していて気が付いたのですが…イヤァ〜こんな事を言うと怒られるかも知れません。
<呆け>と言う字があります。誰がこの字を作ったのかは知りませんが、本当に良く考えたものだとホトホト感心します。この字を分解すると、口と言う字と、木と言う二つの字で構成されていますよね。それが合体して木てっぺんに口が乗っている。つまり、「君きみ、いくら待っていても木の上で口を開けていたのでは餌にはありつけないよ、阿呆かお前は」と言う事なでのしょうね。
あの、ちょっと誤解をしないで下さいよ。「ぼけ」の常連客が阿呆と言っているのではないのです。
只なんとなく感じるのです。話と話の途中に、妙な<間>があるのをね。
何処を見るとも無く、視線も焦点の定まらない虚ろな表情をするのです。
常連客同士で楽しく賑やかに振舞っているようでも、本心は「ぼけ」で呆け〜とする事を一番望んでいるのではないのかなって思います。だから「ぼけ」のボケは「呆け」なのかも知れません。
気が付いたら、時計の針が零時を回っていました。
もう一杯飲んでから今日は寝ます。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 12
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ぼけという名の喫茶店 あぶちゃん日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる